東京でも人気の美を保つ注射「プラセンタ注射」の歴史
紀元前の中国では既に美容目的でプラセンタを使用!?
プラセンタは人の胎盤を加工したものであるため、その原料自体は古くから人類の身近にあったといえます。
そのため、プラセンタの歴史は非常に長く、紀元前の中国では既にプラセンタが美容目的で使用されていたといわれているほどです。
また、特に紀元前中国の秦の時代からはプラセンタが不老長寿の薬として使用され始めたことが伝えられています。
文献に初めてプラセンタにまつわる記載があったのは16世紀
人の胎盤から作られたプラセンタは中国では「紫河車(しかしゃ)」と呼ばれ、その誕生は16世紀にまでさかのぼることが文献に記されています。紫河車が記されたもっとも古い文献はこの16世紀のものとされており、このことからもプラセンタの歴史の長さが分かるでしょう。
ちなみに中国では今でも紫河車を薬局などで購入することが可能です。
プラセンタを美容目的で使っていたとされる歴史上の人物
プラセンタは中国以外の国でも、紀元前から医薬品として使用されていたことが分かっています。
例えば、古代エジプトでもプラセンタは使用されていたといわれており、クレオパトラは美容目的でこの薬を使用していたともいわれているほどです。
また、紀元後ではマリー・アントワネットも同様にプラセンタを使用していたという記録が残っています。
プラセンタ注射の現在
現在では人以外の動物の胎盤から作られたプラセンタが美容品などにも使用されています。人の胎盤から作られるプラセンタの投与方法としては注射に最も高い効果が期待でき、クリニックなどでも広くその施術が行われているのです。
プラセンタ注射で使用できるプラセンタはメルスモンとラエンネックの2種類で、これら2つは国による認可も受けています。